「職場」で良好な人間関係を築くコツ

日本に数ある業種の中でも、医療業界は介護業界と並んで離職率が高いと言われています。

離職をする理由は人によって様々ですが、比較的多くの人が挙げるのが人間関係です。時代の移り変わりで男性の看護師も増えてきているとはいえ、女性の比率の方が高いのは否めません。

男性に比べて女性は感情的になりやすく、ちょっとしたボタンの掛け違えで言い争いに発展してトラブルになるケースもあります。また、女性特有のグループ行動によって、転職などで後から入った人が職場の輪の中に入れずに居づらさを感じる事例も少なくありません。

人間関係のトラブルは同僚だけでなく、業務で頻繁に関わる医師、患者やその家族などが原因となることもあります。

同僚の看護師や医師と良好な人間関係を築く大事なポイントの一つが距離感です。

毎日、同じ職場で仕事をしていると自然と話す機会も増えて距離が近くなっていきます。距離を近づけること自体は間違ってはいません。しかし、必要以上に近くなると無意識のうちに相手のプライベートに踏み込んでしまい、トラブルの引き金になってしまうこともあります。あくまで仕事上の関係であることを忘れずに適度な距離感を保たなくてはいけません。

職場で仕事の愚痴をこぼさないことも重要なポイントです。

看護師の仕事はストレスが溜まりやすく、休憩中などに気が緩んで患者や同僚の悪口を言ってしまう人もいます。他人の悪口は対人関係を悪化させるだけで何もメリットを生みません。嫌なことがあっても口に出さないことが人間関係を円滑にするコツです。